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【改訂】 練習のキモ「口頭試問対策」
ロールプレーセミナーでは、単なるロールプレーを繰り返すのではなく、試験で求められる基準をによって、しつこく口頭試問も練習していただきます。一般論や「何となく」もっともらしい説明には容赦ない追加質問が行きます。

たとえば「ご自身のロールプレーで不十分だと思うのはどんな点ですか?」と試験官が質問したとします。
「気持ちに寄り添えませんでした」
では答えになっていないことがおわかりでしょうか?口頭試問は試験の一部です。試験官の質問に答えなければ得点できません。

「傾聴が出来ませんでした」
「主訴がわかりませんでした」
もはやCDA以前に、「私にカウンセラー資格はありません」と宣言するようなものです。ダメ出しすれば合格できるのでは絶対にありません。試験官との適正な意思疎通ができるかどうかが試されています。(できない人が圧倒的に多いので目立ちます)


どんな気持ちをクライアントさんは語っていたのですか?
クライアントさんが抱えている問題とは何ですか?
「どう」寄り添えばよかったのですか?

CDAは一般人ではありません。キャリアカウンセリングは雑談ではありません。必ず見立てをした上で対話を通じてカウンセリングを実現しているのです。
理由のないカウンセリングはありません。しかしこれはキャリア理論やカウンセリング技法を聞いているのではありません。
クライアントさんの感情をどのように感じ、つかみ、受け止めたのか,逆に受け止められなかったのかをしっかり説明できる能力が問われているのだと思います。

口頭試問の練習はまずCDA試験に受かっただけの方では対応できません。試験官(JCDA)の主旨を理解し、質問を通じて何を聞きたいのか、
どう答えるべきかを練習することが欠かせません。

せっかくロールプレーをしても、単なる会話の練習で終わったのでは試験対策にならないのです。
試験で求められるものを実現する、そのためにロールプレーの練習はあります。それが実現できる練習が必要になります。だからこそ早くから練習が必要で、逆に直前だけ練習しても合格は難しいのです。
「CDA2次試験受験戦略講座」でお話ししていますが、「直前詰込み型」の練習は、百害あって一利なしです。

早い内から試験官の視点、主旨に基づく練習をしていれば、この「ご自身のロールプレーで不十分だと思うのはどんな点ですか?」という質問にも答えるべき道が見えてきます。
要は「できた/できない」を自己批判させているのではなく、CDA、カウンセラーとしての見立てを聞いているのですから、その視点での判断、説明が出来ることこそ試験対策です。ロールプレーの練習だけでなく、必ず口頭試問の練習まで毎回行うのは、ここを攻略できなければ合格できないからです。

CDAであるご自分の接し方、話し方、聞き方などが、クライアントさんにどう映ったか、映らなかったか、常にクライアントさんに視点を置き、カウンセリングを流れとして説明できる、報告能力を見せて下さい。
この練習を早くからやっているか・直前だけやるかは、ロールプレーの出来以上に明白に差が出ます。




JUGEMテーマ:学問・学校
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 00:35
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再掲載 CDA二次で求められたもの 合格体験記「主訴を取り違える」
本稿は2012年に書かれたものですが、CDA2次受験生の皆様に共有できる内容のため、再掲載いたします。(事務局)

捲土重来を期す方、初めて二次を受けられる方、ぜひしっかり準備をして下さい。
私のところでは過去8年に渡り、大量のCDA2次合格者の方を送り出て参りました。その都度合格の報告をいただいた方とメールで、ある時は直接お会いして、その準備と結果についてお尋ねしています。それはぼう大なストックとして今に至っていますが、毎回のCDA二次対策セミナーでは、そうした合格者の方々の声を大切にし、指導に生かすように心がけています。
 
前回8月の2次で合格された2人の方からいただいた合格の報告は、私にとって「CDAのロールプレー講座をやってきて良かった。間違っていなかった」という思いをあらためてさせていただいた貴重な声でした。
その内のお一人、Aさん・男性・50代からのメールです。

 
「しっかり準備して二次に臨んだつもりでも、やはり試験前には不安になります。 これで良かったのか?まだまだ不十分ではないか?仲間の言っていた『情報』が気になったりで落ち着きません。しかし私は増沢先生の指導を信じていました。『何も余計な知識はいらない。どんなクライアントさんに対しても、どんな設定であっても、ひたすら主訴を傾聴することに徹する』ことを誓って臨んだからです。
結果、実は私のロープレはガタガタでした。全然上手くできませんでした。致命的だったのは、完全に主訴を取り違えてしまったことでした。試験を終え、帰り道、増沢先生から言われたように、『本試験後、5分で良いから、自分で振り返っておくこと』を思いだし、メモにまとめたとたん、『やっちまった』でした。今冷静に振り返れば主訴は違っていました。
口頭試問で試験官から、RMロンドンパートナーズさんでさんざん練習したのと全く同じ質問を受け、『主訴』を自分なりにきちんと答えたものの、それはあらためて思い出せば違っていたのです。もちろん正解を知っている訳ではありませんから、事後思い出した答えが正しいかどうかはわかりません。しかし少なくとも自信を持って、試験での答えは間違っていたと思います。
今から言い直したい。でも今さら戻って直せる訳もなく、とてつもなくがっかりしながら帰りました。増沢先生には即座にメールでご報告し、今回もやっぱり落ちてしまったので、ぜひ次回のセミナーをまた受けさせてほしいとまでメールに書きました。先生からは「結果は出るまでわからない」と慰め?の言葉をいただきましたが、もはや受かる気は全くせず、発表を迎えました。

 
なんと!合格していました!
信じられません。
何かの間違いではないでしょうか。
先生からは『CDA二次は主訴や本心を当てる試験ではありません』と何度となく伺っていました。正にそれでした。私はおそらく間違った主訴を捉えていました。しかし夢中でロールプレーをしていたため、それに疑問すら感じず、逆に熱心に傾聴できていたのだと思います。

 
これこそ正に先生が言われた『本心当てではなく、傾聴技術の見せる勝負』だったのではないでしょうか。
今でも自分の合格が信じられない気持ちですが、口先だけで「気持ちに寄り添う」等と言ったり、生半可なカウンセリング知識で勝負しようとしていたかつての自分と、RMロンドンパートナーズさんで修業(正に修行でした。厳しいとか恐いでは全く無いけど、自分の脳を思い切り鍛えられた気がします。セミナー中、ずっと先生の言葉をメモっていたので、毎回手がすごく疲れましたが、そのメモは『宝』です)によって、全く別の空間に行けたと思います。
増沢先生、本当にありがとうございました。」

 
たいへんお褒めいただき光栄の限りです。
しかし重要な合格のポイントが書かれていることにご注目下さい。
『(夢中でロールプレーをしていたため)それに疑問すら感じず、逆に熱心に傾聴できていた』という状態。これこそあるべき姿ではないでしょうか。

 
自己探索の支援を取り違え、カウンセラーがクライアント探索をしてしまう。
クライアントの本心を読み解こうとしたり、分析する。
正しい情報を把握し、適切なカウンセリング技法を探る・・・・
どれも本筋ではありません。カウンセリングには正解どころか「正しい」という考え方そのものが無いのです。(ただし「やってはいけないこと」はあります)
正解を求めずにロールプレーを進められること。それこそAさんが実現され、合格されたロールプレーそのものではないでしょうか。
ぜひ一度、試験に臨み、セミナーで申し上げたコメントを思い出して下さい。
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 06:13
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【改訂】CDA1次合格者がただちにすべきこと
CDA一次試験の合格者の方、おめでとうございます。
RMロンドンパートナーズ、セミナー事務局です。
 
すぐさま2次を受ける方がほとんどだと思いますが、一次・二次と連続で合格に至るために留意しなければならない点を、CDA二次試験合格者の方から寄せていただきました。ご紹介します。
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「これからCDA2次試験を受ける方へ」
Aさん(40代・女性・人材派遣会社コーディネーター)
私はCDA1次合格に連続しての2次で一発合格出来ました。増沢先生のセミナー無くして、絶対にあり得ない結果です。そんなダメ受験生の私が一発合格できた感想は以下の2つです。
 
一つ目はただちにモードを切り替え、2次対策を始めること。
1次が終わっても一服してる間は全然ありませんよ!あっという間に、すぐ2次が始まります。二次直前にちょこっとロープレで形を整えれば良いや、なんて思ってたらもう手遅れ。直前では手の施しようのない状況になります。同級生の多くがコレでした。準備不足(というか、無準備)で玉砕パターンでした。
またいくらタダだから、安いからといって、どこの誰かも名乗らない、単にCDA資格を持ったというだけの素人セミナーは絶対やめましょう。CDA資格を生かす道が無い合格者が自己満足のためにタダ同然で開いているセミナーがすごく多くなったと言われます。
ちゃんと指導のプロのセミナーでなければ、結局安物買いの銭失いになります。
 
1次は記憶力を中心に、いかに覚えたことをアウトプットするかを試されました。しかし2次は逆です。二次のロールプレーでクライアントさんは会ったばかりの見ず知らずの人。ここを教わって目が覚めました。
クライアントさんに対して「私も同じ経験をした」「人材コーディネーターやコールセンターってそうだよね」というような、自分自身の経験に基づく返答は「受容」なのでしょうか?「共感的理解」なのでしょうか?
決して知ったかぶりすることは共感的理解でないことをセミナーで理解出来ました。

二つ目。「間違った型」を身に着けないこと。上記のように「受容しよう」「共感しよう」「感情を受け止めよう」というところまではもちろん皆理解して臨んでいると思いますが、実際にそれを「どう見せるか」について考える人はまずいないでしょう。思ったままの、ただの場当たりな対応では、およそ合格は出来ないでしょう。
増沢先生が具体的に指導して下さった「型」は何より参考になりました。こう書くと先生から叱られますね、「型ではない」こと、しっかり理解しています。
そのケースごと、クライアントさんごとに、「今、ここ」の対応の考え「型」を身に着けることが出来ました。
どうしてもロールプレーは「何となく」進めようと思えば進めるため、結果として仲間内での予定調和なロールプレーで、本心当てっこのような意味のない、非現実的なことをやってしまうものです。そんな話を先輩から聞いていたので、増沢先生のセミナー一本に絞り、練習しました。
 
「どうすれば合格なのか」という指導の無い練習は百害あって一利なしです。指導を受けるのであれば、必ず具体的な表現や主訴のとらえ方、「今、ここ」であればどのような振る舞いが可能か等、理由の明確な説明を受けて下さい。それが無い練習は不合格につながります。「もっと気持ちに寄り添って」のような、具体的にどうしようもない指導しかできない素人セミナーはお金と時間の無駄です。
きちんとお名前も所在も名乗って開かれている数少ないセミナーがRMロンドンパートナーズさんでした。信頼できるカウンセリングの「師」と出会えたことは一生の財産だと思います。
皆さんの成功をお祈りします。
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「パターン思考からの脱却」
Bさん(30代・男性・人事部門管理職)
試験である以上、合格パターンがあるはず。こんな考えにとらわれていた初受験。見事に玉砕して、たどり着いたのが増沢先生のCDA2次試験対策講座セミナーです。友人から「マンパワーのトレーニングジムより絶対効果がある」とまで言われ、「絶対」って・・と思いましたが、他所のCDAセミナーと違い、国立大学の先生までされているというところのみ頼りとして、伺いました。
「想定できないことが唯一の『想定』です」と、自分のパターン思考が根底からひっくり返りました。増沢先生は「カウンセラーが左でクライアントさんが右だろうが、試験官が2人だろうが100人だろうが、会場が広かろうと狭かろうと、カウンセラーの言い訳は一切通用しない」ことを教えて下さいました。
パターン化どころではありません。カウンセラーの基本的な姿勢を理解していれば、「試験場を再現」すること自体が意味の無いことなんです。どんな環境でもカウンセリングに没入できることこそCDAの適性なのではないでしょうか。
しかしこうした思考訓練を積んだことで、いかなるクライアントさんに対しても対応できる地力のようなものが確実に身に付きました。
 
自分の得意パターンなら出来る
そうでなければ出来ない
これは正に試験のヤマかけそのものです。カウンセリングと言う一期一会の空間を共にするカウンセラーが、ヤマかけで通用する訳がありません。
おかげで本番の出来もイマイチでした。しかし、「やった」「手ごたえあった」という感触を得るためカウンセリングがあるのではない、クライアントさんにいかに居心地の良い空間を提供できるかこそがカウンセラーの使命だということを、徹底的に学んだおかげで、不思議と冷静な、淡々とロールプレーをしているもう一人の自分を感じました。
Bで合格できるなど、夢にも思いませんでした。しかしこの淡々と、本心も当てず、何も盛り上がらないロールプレーで「B」合格が出来ることを教えていただいたので、自分自身のカウンセリング能力が、全く別次元に進んだ気がします。自らの栄達のためでなく、自分の技量を見せつけるためでもなく、ただひたすらクライアントさんのためにカウンセリングがある。
 
増沢先生の「戦略講座」「傾聴講座」を通じて得た金言です。結果、合格できたのはこのことを理解し、実践出来たからだと思います。
1次試験に合格した皆さん。一時も空けずにただちにきちんと練習しましょう。1回増沢先生のセミナーに出てみていただければ、後は何も言いません。
ご成功、お祈りしています。
 
最新のセミナー情報は当ブログ最新記事でご確認下さい;
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 07:28
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CDA2次試験対策セミナー よくある質問
CDA二次対策セミナーにつきまして、お申込み、お問合せありがとうございます。
お寄せいただく質問でよくあるものにつきまして、共有させていただきたきます。

Q1.何回参加すれば良いでしょうか?
A1.当セミナーは「トレーニング」の場で、「知識付与」の場ではありません。ですので技量の違いのような個人差が大きく、回数での指定はできません。
初めて2次試験を受験される方は、直前ではなく、できる限り早めにまず参加されることをお勧めしています。無料の練習会などで変なクセが付いてしまったり、真贋が区別できない素人講師のいろいろな意見にさらされてからですと、なかなか望ましいロールプレー実現が難しくなります。

Q2.先生は何名ですか?
A2.増沢隆太(弊社代表取締役)が1名のみです。すべてのロールプレーの講評を統一した視点で指摘できるので、講師によってばらばらな意見や指導になって混乱することがありません。また指導のプロとして大学教授、コンサルタント、講演会やテレビ出演での実績が多数ある、増沢の指導力が弊社セミナーの「売り」です。

Q3.「CDA受験戦略」や「傾聴講座」は参加しないといけませんか?
A3.ロールプレーのトレーニングが弊社の機能ですので、すべての「講義」は、知識付与ではなく、ロールプレー実技を習得するためのガイダンスです。ひたすら根性でロールプレーの回数を競っても、合格できないことは、合格率45%という厳しい現実を見れば明らかです。
ほとんど練習もしていない、身内・同級生などおざなりなロールプレーしか練習していない受験生の合格はまず難しく、ロールプレーをするなら、「どうすべきか」「何をすべきか」という視点をもってロールプレーをすることこそ、合格のために重要な対策と考え、ロールプレー実技以外の「講義」群を備えています。
特に初受験の方にはお勧めです。

Q4.支払いは振込ですか?現金ですか?キャンセル料はどうなりますか?
A4.セミナー当日現金にてお支払いいただいています。(事前に申し合わせなど例外を除く)
キャンセル料はいただいておりません。これは受験生であっても、受講される方はカウンセラーであり、カウンセラーとしての倫理へのご信頼からキャンセル料はいただかない方針です。
ですがキャンセルが連続したり、開催日1週間を切っての直前キャンセルが入りますと、予約をお断りしていた他の方などに大きな迷惑となります。その後の受講をお断りすることもありますので、スケジュール管理をよろしくお願いいたします。

尚、CDA1次試験の結果によって受講の可否を図っている方が、残念ながら1次がうまく行かなかった場合のキャンセルは全く問題ございませんので、予約時にその旨お伝えください。

Q5.個人セミナーと集合セミナーの違いは何ですか?
A5.40分間講師がマンツーマンでご指導するのが個人セミナーですから、クライアント役も講師が務めます。そのためリアルな、あるいは練習の希望に沿った(やりやすいクライアント、やりづらい/苦手タイプクライアント、年齢・性別・属性等)設定での練習が可能です。
一方、講師がクライアント役を務めるため、ロールプレー自体のフィードバックは限られます。

ロールプレー集合セミナーは、2時間半(延長の場合もあり)、受講生同士でロールプレーをしていただきますが、それをしっかり講師がチェックし、すべて講師のみが綿密なフィードバックをします。(受講生クライアント役からコメントをもらうことはありますが、「評価」は一切させません)
また、2次合格に欠かせない口頭試問対策は重要なトレーニングです。講師が試験官の視点で、時に答えづらい質問や、その場でごまかしているような回答には追及が入ります。クライアント役が受講生同士であっても、この厳しい講師の眼が光っている限り、ご自身がロールプレーをしている「以外」の時間も、すべてメモをとりまくる、密度の濃い時間だったと、過去の合格者の方が皆口をそろえておっしゃっています。

以上のように機能が異なりますので、ご希望する方を選んでください。

Q6.人数は何人ですか?会場は広いですか?
A6.集合セミナーは1回6人位までを目指していますが、特別講義の日の午後や試験直前などは受講者が増えますので、それ以上になる場合もあります。なるべく早い時期受講をお勧めします。(特別講座のような講義は人数はあまり関係ありませんので、会場キャパいっぱいまでお受けしています)会場はしっかりロールプレーができる広い会場です。(飯田橋駅そばの会場を、お申込みいただいた方には、地図でご案内しています)

Q7.お勧めの参考書はありますか?
A7.2次試験を控えた状態であれば、もう知識は不要というスタンスです。またちまたに出回っているカウンセリング関係の書籍は、すべて実際のカウンセリング、1時間くらい時間をかけて行うものをせっていしているため、「10分間のインテーク」には内容が合いません。むしろ本を読むのは今からはやめ、ロールプレーで大切なことをしっかり認識し、練習の復習を行うことが一番の効果をもたらすのではないでしょうか。

自己宣伝で恐縮ですが、
増沢隆太著「戦略思考で鍛える「コミュ力」」(祥伝社新書)は第3章を丸々「傾聴」に割いており、わかりやすい傾聴のガイドブックとして、企業研修などでも使用されています。こちらなら試験への悪影響もなく、お気軽&気付きを得られる読み物にもなるかと思います。

Q8.受講生の合格率は何%ですか?
A8.たいへん恐縮ですが、全受講生が試験結果を申告していただける訳ではなく、また弊社セミナーと他のセミナーなども併用される方も少なくありません。このような環境での「合格率」はベンチマーキングとしての統計的精度がありませんため、弊社では合格率を録っておりません。
知識主体のペーパーテスト対策と、根本的に異なる実技試験・ロールプレー試験の形態を、ぜひ「戦略講座」などで体得していただければ、主旨をご理解いただけるかと存じます。

Q9.ズバリ!RMロンドンパートナーズのセミナーをお勧めする理由は何ですか?
A9.たいへん答えにくい質問です。(笑)私、増沢は大学、大学院、企業、公開セミナー、基調講演等で日本全国でお話しさせていただいています。常に大切にしていることは「来て損はなかった」と、お客様に思っていただくことに尽きます。
「私のところに来れば絶対合格!」のような勇ましいことは言えない性格ですが、「何か感じが良かった」と思っていただくことは、とても重要だと思っています。
逆に「何か違う」「違和感」のような感性の相性もとても重要で、こうしたセミナーの説明を読んでも感じる相性の良さ・悪さ・違和感はあながち違わないかも知れません。当然ですが、指導方針(もしかしたら人間性??)が合わないという方もおられるかと思います。

過去唯一Aランク合格された方がとても良い表現をして下さいました。考え方のご参考になれば幸いです。

「CDA初受験、一発合格でA評価を得た実体験」

http://shachosan.rm-london.com/?eid=850356

JUGEMテーマ:学問・学校
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 14:42
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【改訂】CDA2次試験対策、合格と不合格の分水嶺は「自己探索の支援」

(作者注;本コラムは過去に書かれたものですが、CDAロールプレーの核となる内容のため、常に最新の状況に合わせて何度も改定し、掲載しています)

45歳、男性会社員のクライアントさん、Aさんが「転職を考えているのですが」と第一声を発しました。カウンセラーとして何と言いますか?

・・・・・・・・・・・・

初めてCDAのロールプレーをする方の90%以上がこの返答でつまづきます。いきなり第一声でつまづいてしまうのです。

なぜでしょう。何と言うべきでしょう。


初めてCDA2次試験を受ける方、前回の二次試験での雪辱を狙う方、さまざまな思いでCDA2次対策が始まろうとしています。すでに始めている方もおられるでしょう。

しかし何を対策すれば良いのでしょうか?上の問いは、こうした「何を対策」するかがわかっていないから起こってしまうものです。


「試験」である以上、何か合否の決め手になる分水嶺があるはずです。

初めてCDA二次を受ける方は、一次がやっと終わってヤレヤレとする間もなく2次が来るため、「合否の分かれ目」をじっくり考える余裕が無いのが普通です。しかし前回のCDA二次試験では、初めて2次にチャレンジされる方の中から、これまでで最高の人数の方が一回で合格を手にされました。

CDA試験は今や「1次に合格した人の『半数以上』が落ちる」難関試験となっています。筆記と違って、正解のない、またカウンセリング・ロールプレーという「会話」であるため、特別な準備などせずとも「受けることは可能」です。
しかしろくに準備もせず、対策も立てず合格できるのはほぼマグレに近い確率となりました。CDA試験の難しさは、やはり受けてみないと実感できないものだと思います。


ちゃんと練習をしていない方のほとんどは、カウンセリングが何であるか、CDA試験で求められることが何であるかを意識していません。これは言ってみれば大学受験をぶっつけ本番で受けるようなもので、そもそも合格できなくて当然ともいえます。
しかし一方で、闇雲にロールプレーの回数をこなす人もいます。

ロールプレーでいかにすべらかに話が出来るか、いかにクライアントさんに鋭い指摘をするか、「あなたの本当の気持ちは仕事が嫌ということなんですね!ドーン!」と、笑うセールスマンみたいな「本心当て」をしてしまう。

クライアントさんはカウンセラー(CDA)のモルモットでも、自己満足の道具でもありません。
CDAに本心を当てられるために来ているのではありません。

すべて「落ちるための練習」となってしまいます。ロールプレーの回数は多ければ良いのではなく、間違ったロールプレーをすればするほど、「落ちる可能性」が高まります。
「何を練習すれば良いか」を明確にし、その目的に沿ったロールプレーを組み立てられるよう、感覚を体で身に付けること。これがCDA二次試験対策では最も大切なことになります。


カウンセリング理論や「カウンセリング入門」等の本を、今、読み始めたりする人もいます。そこに書かれていることをそのまま2次でやればほぼ不合格は間違いありません。なぜならそれらの書は「カウンセリング」のための文献であって、「CDA2次試験」で行うカウンセリング・ロールプレーのためにガイドになっていないからです。

**************
「自己探索の支援」というキーワードが独り歩きし、多くの不合格者を生んだと感じます。スルドイつっこみをすること、
ズバリ!本心を見抜くこと、
クライアントさんを励ますこと、
クライアントさんに方向性を示唆すること、

こんなこと「だけ」をしようとした人がのきなみ不合格となりました。

また;
「傾聴はしているのに受からない」
「反映はしているが、要約が上手くできない」
こうした方の受験相談を何百件も受けてきました。

しかしそんな方の中で本当に「傾聴が出来ている」方は一人もいませんでした。「反映が出来ている」方も同じです。
「要約」についても、なぜそこでその要約が必要なのか、試験官を納得させる説明が出来る方もいませんでした。


「傾聴だけでは受からない」のではありません。
そもそも本当の「傾聴」が出来ていないのです。もしくは出来ていると「伝えられて」いないのです。実技試験ですから、少なくともクライアントさんや試験官に「伝わらない」傾聴では得点のしようがありません。
「自分では出来ている」という思い込みが、実は不合格への道まっしぐらにつながりかねないのです。


「自己探索」ではなく、「自己探索の『支援』」が何であるか、しっかり考えましょう。その上で、それをロールプレーを通じて表現できているのかを検証する必要があります。
その検証はおそらく一人では出来ないでしょう。客観的に判定できる第3者の目をもっての検証が合格には欠かせません。


「主訴・問題の把握」とは、刑事や検察官のように、クライアントさんを取り調べ、質問攻めにして「真実をあばき出す」ことでは全くありません。(←初めて当方でロールプレーする方に多く見られる傾向です)


クライアントさんの気持ちをストレートに聞きまくっていませんか?
「今の気持ちはどうですか?」なんていう感じで。
そんな芸能レポーターのようなぶしつけな質問に素直に答えてくれるのは、CDA受験生だけです。

クライアントさんは
CDAが腕を見せるための道具ではありません。
だから受験生だけで行うロールプレーは危険なのです。


私は年間何百という実践のカウンセリングをしてきましたが、予定調和で進むカウンセリングは一件もありません。「予定しない」ことが唯一予定出来ることです。

「今の気持ち」を素直にカウンセラーに伝えられるくらいなら、わざわざ時間を割いてカウンセリングになど来るでしょうか。カウンセリングに「本当」も「真実」もありません。クライアントさんを質問攻めにする、不合格まっしぐらのロールプレーをしてしまう方は、ここが理解できていないといえます。

「真実が無い」のですから、質問そのものに意味はありません。カウンセリングでの質問は情報を得るためのものではないのです。情報を得る以外の目的で質問を使えてこそカウンセラーなのです。


初めてCDAを受ける方。ぜひ戦略的な試験準備をして下さい。
ぜひCDA二次のロールプレーという全体像を理解して下さい。


「転職を考えているのですが」
とクライアントさんが言われたのであれば、
「転職を考えているのですか?」と返すのはどうでしょうか。「転職?」でも良いかもですね。

クライアントさんとの年齢や立場の違いなども勘案して、私なら後者のような言い方をするでしょう。
しかし一番大切なことは、実はここでは書けないのです。

もったいぶっているのではありません。求められているものは「文字」だけの正解ではないからです。同じ言葉でも、イントネーションやスピード、抑揚によっては全く違って聞こえます。つまり
「何と言うか」以上に、「どう言うか」が重要なのです。
「好き」という気持ちを伝える時、「好き」と言うだけはなく、場合によっては「キライ」ということで、返って強く「好き」な気持ちが伝わることってないでしょうか。

「正しい言葉」という情報にこだわっている限り、合格ははるか遠いものと言えます。
「間」「スピード」「トーン」
こんなノンバーバルなものも含めた関わり行動に気を配れているでしょうか。
こうした表現方法を身に付けているのがプロのカウンセラーなのです。その表現を身に付ける練習。それこそ「合格のため」の練習と言えるでしょう。
「合格できる」のはプロとしてやっていけそうだと、試験官が納得した場合だけです。だからCDA二次は難しいのです。
ぜひ「合格のため」という明確な視点をもって、対策に臨んで下さい。一緒に頑張りましょう!

 
セミナー事務局より
最新セミナー情報は当ブログ最新ページにてご確認下さい。
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 10:41
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【 速報 】 キャリアコンサルタントの国家資格化に関する法律が成立しました

マンパワーさんから発表がありました。

2015/09/11

平成27年9月11日に「勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案」が衆議院本会議で可決され、成立いたしました。これにより職業能力開発促進法の第8節に「キャリアコンサルタント」が新設されるなど、キャリアコンサルタントに関する様々な改正がなされることになりました。改正法の施行期日は平成27年10月1日ですが、「キャリアコンサルタント」の登録制の創設(国家資格化)に関する部分などは平成28年4月1日とされています。

◎キャリアコンサルタントに関係する改正のポイント(抜粋)
1.キャリアコンサルタント試験が国家試験となります
2.キャリアコンサルタントの登録制が創設されます
3.登録された者のみキャリアコンサルタントと名乗ることができます(名称独占)
4.「キャリアコンサルティング」の定義が明確化されます
5.事業主は「キャリアコンサルティングの機会の確保その他の援助を行う」措置を必要に応じて講ずることとされます

試験制度などの詳細については今後、省令等で定められていくこととなります。
法律の詳細等については、
こちらのページをご確認ください。
『キャリアコンサルタント法制化(国家資格化)に関する法律の概要』

なお、平成28年3月末までにCDAなどの標準レベルキャリア・コンサルタントの試験に合格をされた場合は、改正法の施行後のキャリアコンサルタント国家試験の合格者として取り扱われる予定です。
また、弊社キャリアカウンセラー養成講座の通信・通学の両方を受講・修了済みの方で、CDA資格試験に向けて学習中の方に関しては、これから行なわれるCDA試験への準備を進めていただくと共に、今後発表される省令等についてのお知らせをご確認ください。弊社でも新たな情報がわかり次第、本ウェブサイトやCDAメールマガジン等で随時ご案内いたします。

弊社では、今後、キャリアコンサルタント資格向けの各種講座等をご提供していく予定です。詳細が決まり次第、本ウェブサイト等においてご案内してまいります。

これからも、皆様が安心してご受講・ご活躍いただけるよう、最大限の取り組みを行っていく所存です。キャリアカウンセリング、キャリアコンサルティング、およびその活用事業のさらなる普及・発展に尽くしてまいりますので、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

日本マンパワーCDA事務局
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 13:03
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CDA合格者インタビュー その2 CDA2次試験対策セミナー活用法
その1から続く

RMロンドンパートナーズ(R):Aさんは合格までにいろいろなCDA2次試験対策講座・セミナーも受けられたとか。
Aさん:受けました。恐らく今、ちまたで告知しているCDA2次対策講座にはほぼ出たかと思います。まあ今、本当にいろいろ増えましたので、全部を知っているわけではありませんが。
R:感想をお聞かせ下さい。
A:まず養成講座仲間と、その先輩でやった自主勉強会。これはどなたも一度は出ていると思いますが、特に要注意です。みなさん無料で善意の元にやって下さっていますから、疑問や反論ができないのです。あきらかにコメントの趣旨がズレているとか、コメントの意味が不明な場合も、「その言葉は寄り添ってない」と言われてしまうと、少なくとも受験生としては反論できません。無理やり納得するしかないのですが、やはり長年人事という仕事をしてきたため、筋の通らない・理屈が破たんしているものを飲み込めと言われても無理でした。いつも不完全燃焼を抱えて帰っていました。ただ、無料であるのは確かに魅力でしたね。
R:自主勉強会の「害」についておっしゃるCDA合格者の方は多いですね。では有料のセミナーはどうでしょう。
A:実は先生によってピンキリだと感じます。さすがに有料セミナーでダメはない、と言いたいところですが、正直ダメな先生に当たると悲劇だと思います。
R:ダメな先生とは?
A:ちゃんと指導してくれない先生です。それは先ほどの自主勉強会に毛が生えた程度の、結局、具体的にどう言えばよいのか、なぜそう言うべきなのかを説明してくれない先生です。ダメ出しするだけなら受験生である私でもできる気がします。問題は理由です。なぜこう進めるべきか、なぜこの単語が良いのか・悪いのかという理由を、具体的に説明し、私を納得させて下さったのはRMロンドンパートナーズの増沢先生だけです。一応他の先生の名誉のために付け加えますと、他の先生がダメなのではなく、私の理解との相性が良かったということです。「戦略」という考え方をしきりに増沢先生は強調されますが、ビジネスでずっとやってきた私にはその意図も、目指す地点も正に「腹に落ちる」感じで納得が行くのです。こういう先生と出会えることが、合格に欠かせないのではないでしょうか。
R:印象に残ったことはありますか。
A:CDA二次試験受験「戦略」講座に初めて参加して聞いた時は衝撃でした。こっちは1点でも得点を重ねたくてセミナーに来ているのに、試験の構造の説明を聞いて「6割で良い」という考え方を理解できた時、正に目が開けた思いです。ちなみに本当に6割取るだけで良いと先生はおっしゃっているのではなく、「考え方」を説明されています。そのように単語一つだけを切り取って良いの悪いのいうのは、カウンセラーの真逆の姿勢だと、理解しています。
R:ロールプレー(RP)はいかがですか?
A:マンツーマンが良いのは誰でもわかりますが、大切なことは指導内容にあります。人数や時間の長さではありません。自分のロールプレー(RP)時はもちろん勉強になるのですが、人のRP時も、受験生として「わかるわかる」「やりがち」なこと、たとえば時間を持て余した時につい「ご家族(上司に)相談しましたか?」と「逃げの質問」をしてしまうことなど、すごい勉強になりました。その質問自体がダメなのではなく、明らかに時間つぶしのために、何の脈絡もなく突然家族や上司などをもってくるのは、確実に先生から見抜かれています。クライアントさんのためではなく、カウンセラーのための質問だという指摘はさんざん受けて、かなり自分の中で「本当の来談者中心」がつかめました。
R:最後に受験生の方へのメッセージをお願いします。
A:皆さん、不安な中で受験対策をされていると思いますが、だまされたと思って自主勉強会ではなく、プロのセミナーを1回受けて下さい。それが価値ないと思ったらそれで良いですが、教えるプロのツボを突いた指導は絶対一度は知るべきです。またいたずらにRPの回数ばかり重ねるのがどれだけ意味がなく、合格にとって危険かは、私もかつてRMロンドンパートナーズさんのブログで読み、納得しました。ロールプレーはもちろん、口頭試問まで、本番さながらの厳しい、しかしきわめて理にかなった突っ込みを練習できる、RMロンドンパートナーズさんのCDA2次対策講座は、絶対おススメです。皆さんのご成功をお祈りします。
R:ありがとうございました。


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author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 12:11
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CDA合格者インタビュー 「本心は何?」をやめた、本当の傾聴の実現 その1
4月のCDA試験に合格されたAさんは、長年企業で人事に携わったベテランの方です。しかしCDA試験にはたいへん苦労されました。その苦労談を語っていただきます。

RMロンドンパートナーズ(R):合格おめでとうございます。
A:ありがとうございます。本当にRMロンドンパートナーズの増沢先生のおかげで合格です。感謝してもしきれません。
R:ズバリ、合格した秘訣を教えて下さい。
A:いきなり反論になってしまいますが、増沢先生が再三おっしゃっていた「秘訣」も「必勝パターン」も無いことを真に理解できたからだと思います(笑)
R:「秘訣も必勝パターンも無い」ということは?
A:私は恥ずかしながら4回目の挑戦でした。RMロンドンパートナーズさんにはずいぶん長くお世話になってしまい、かろうじての合格です。全然体験記を述べられる立場ではありません。
R:ご苦労された経験こそ価値があるということではないでしょうか。
A:苦労だけなら人の10倍はした自信があります。(笑)増沢先生のおっしゃっている意味を、頭では分かっても、体で身に着けるのにやはり時間がかかってしまいました。
R:「身につけられた」ことは何でしょう?
A:「秘訣がない」のと同義ですが、クライアントさんの真実を追求する、本心を見抜くことを追い続けてしまったのが敗因です。やはり人事という仕事柄、どうしても実態を知らなければという思いはなかなか抜けません。しかしロールプレーでもクライアントさんを質問攻めにする、子細な食い違いが気になる、細かい職場のシステムを聞き出して、クライアントさんに「何が起こったか」ばかり聞いて10分が終わるというロールプレーからなかなか抜けられなかったのです。
R:そこから脱出したきっかけは?
A:やはり増沢先生の講評です。とにかく先生はすべてロールプレーを一人で見て、一人で講評してくれますので、ブレが一切ないのです。いってみれば、最初から最後まで同じことを、表現を変え、その都度のロールプレーで実際に私が使った言葉などを指摘しながら解説いただけるので、記録が決定的に大事なのです。同じセミナーに出ている人でも、録音はしてもメモを取らない人がいましたが、あれはもったいないです。先生の指摘は宝の山で、もっと早くから復習に力をいれるべきでした。
R:復習はしていなかったのでしょうか?
A:はい、当初は指摘された点にはグウの音もで出ず、先生は一切厳しいことをおっしゃらないにもかかわらず、自分で勝手に傷ついていました。なので振り返るのすらおっくうでした。これが完全な敗因です。絶対に復習がなければ合格はありません。これは断言します。
R:受験ノウハウをメモることが大事ですか?
A:違います。いえ、もちろん増沢先生のお話のあちこちに、合格ノウハウはちりばめられているのですが、それは枝葉末節なのです。そうしたノウハウばかりを追いかける受験生が多いですが、増沢先生の最高の指導「6割主義戦略」は、そうした枝葉末節をいくら積み重ねても合格には至れない。本筋である土台で合格点を目指すという王道中の王道です。これがわからない人は多いですね。

(「その2」へ続く)

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author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 12:38
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厳しい40%の合格率の下、つかんだCDA2次合格(体験記)
4月に行われました第46回CDA2次試験結果が発表されました。
RMロンドンパートナーズのCDAセミナーを受講し、合格された皆さんから体験記が寄せられています。そんな中で、ご本人からご了解をいただけたものをご紹介して参ります。(セミナー事務局)
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CDA資格二次試験対策として重要なことは、質のいい情報を得ること、質のいいフィードバックを受けることだと感じています。

「試験に合格する」という目標を達成するため、「合格するための道筋」を教えてもらえる、というのが、二次対策講座を受講する意味だと私は考えていました。ですので、指導者は、その道筋を熟知されていて、かつ惜しげも無く教えてくださるような存在でないと教わる意味がないと私は思うのです。

私は、RMロンドンパートナーズさんの「受験戦略」特別講座、「傾聴」特別講座、ロールプレイ集合講座を複数回、受講させていただきました。
まず、CDA資格二次試験とはどういう試験なのか、ということを頭で理解した上でロールプレイの練習をする、というのはとても理に適っていると思います。行き先が明確にわかっていない状態で、やみくもにロールプレイをしても、果たして目標に向かって進めているのかどうかわからないのではないのかと思うからです。

私にとって大きかったことは、
・完璧を目指すのではなく、合格ラインに達すること
(RMロンドンパートナーズさんで教わる合格ラインを意識することは、カウンセラーとしての基本的な姿勢を意識することに通じます)
・試験で見られているのは、1時間の面談のうちの冒頭10分であること(早送りしない)
・カウンセラーは恥をかいてもいい、大切なことはクライエントさんに恥をかかせないこと
・主訴を「感じる」こと
・クライエントさんや試験官に伝わるように反映すること(表現力、語彙力)
・試験と普段を「切り替える」こと
・口頭試問とはどういうものなのか、きちんと理解して臨むこと

などを教えていただけたことです。

結局、試験に合格するために必要なことは、合格する「テクニック」を駆使することではなく、カウンセラーとして基本となる「考え方」を理解し、実践できるようになることであり、それがないと試験の本番では合格に届くロールプレイができない、ということだと思います。
最後になりますが、試験対策をしている時間は、自分自身と向き合うことが多くなる時間でもあると思います。
私は複数回の受験での合格ですので、試験対策期間中に、たくさんの葛藤、自分と向き合うこと、人を通しての気づきなど、いろいろと感じることがありました。
ただ、そうした時間も、カウンセラーという職業を目指す上ではかけがえのない経験、体験となり、すべてが自分自身の財産になっていたのではないかと今は感じています。(対策期間中は、苦しかったですが笑)

これから受験を控えている方にとって、すべてが学びとなり糧となって、ご自身の勝利を勝ち取る機会となりますよう、心から応援しています。


(講師・増沢より)
書いて下さったOさんですが、「・完璧を目指すのではなく、合格ラインに達すること」という、私の指導方針を完璧にご理解いただいていることに感激です。
つい「この言葉を言って良いか?」「何回OOをするのか?」「開口一番にすべきこと」・・・と、枝葉末節なテクニックは気になるところです。


しかしCDA2次試験対策の「戦略目標」は何ですか?
私は「合格」することだと思っています。

合格は満点を取ることでも、絶対にミスないロールプレーをすることでもありません。それを見事にご理解いただけたのがこの体験記だと、感激しております。

細かい事象や知識を追いかけるのではなく、パターン化して「覚える」のではなく、
どんなクライアントさんでもどんな設定でもどんなロールプレーの流れでも「受容」できる正にカウンセラーが持っていなければならない資質を磨くことが合格につながると思います。

厳しい合格率ですが、基本こそ最強という思いを再確認させていただいた記録でした。合格おめでとうございました。これからのご活躍をお祈りいたします。


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author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 11:59
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CDA2次試験結果を受けて 合格・不合格の分水嶺
CDA2次試験結果が出ました。
合格の方には、この厳しい練習で身につけられた「カウンセラーの役割」を忘れることなく、さまざまな道でご活躍されることをお祈りいたします。

一方、残念な結果だった方。
試験に落ちるのはもちろんがっかりするものに決まっています。ただし、必要以上に気持ちが落ち込んだり、再起不能なほどやる気が減退しているようなことがあれば、少し注意が必要です。

当方で練習した方には再三申し上げてきましたが、カウンセリングに正解はありません。
・正解を当てる
・クライアントさんに何が起こったか真実を見極める
・本心を聞き出す
そんなことをしなくともインテークを過ごせる練習をしてきました。

それが実現できたかどうかは検証されたでしょうか。
技術を見せることは試験である以上重要です。しかしクライアントさんを、いついかなる時も中心に置くという来談者中心の姿勢を貫けるかどうかは、カウンセラーとして根本的な「能力」です。

ご自身のお気持ちもやはり仕分けできるくらいに「感情」というものを大事に扱えたかどうか、合否の分水嶺になっているのではないかと思います。
自分(カウンセラー)のためにクライアントさんがいるのではありません。
真実を見極めたいのはクライアントさんではなく、カウンセラーであっては絶対になりません。
正しい解を導き出すのは、カウンセラーの仕事ではありません。

質問攻めにしてしまった。
伝え返しができなかった。
感情ではなく、情報を追いかけてしまった。

緊張感の下で行うロールプレーでは、わかってはいてもやりがちです。ご自身が、合格のために必要なこと、求められていることをしっかり理解し、それが実現できたのに不合格だった、とすればそれは大いに反発すべきですし、納得いかないのは当然です。
しかし一方、なすべきことができなかった。そもそも何をすべきかがわかっていなかった、としたらどうでしょう。

単純に不合格だったことを嘆くことは、人としてよく理解できます。
しかし悲しむだけではなく、それをどうご自分の中で消化し、昇華させていくか、決められるのはやはりご自分しかいません。

努力は大切ですし、努力なくして合格はないといえます。しかし努力の方向がちがっていると、どれだけ努力しても成果には結びつきません。
・すらすらとよどみなくしゃべる練習
・気持ちを言い当てる練習
・クライアント役の方と気持ちが当たったかどうかばかり、答え合わせをした
・口頭試問の練習をしていなかった
このような準備であれば、どれだけ努力しても、検定試験というフォーマットに合いません。

悲しい気持ち、残念な気持ちは止めることはできないでしょう。
ただしそれが悲しむべきことなのか、方向を間違えただけなのかについてはぜひ冷静に検証して下さい。

戦略の違い、方向を間違ったのであれば、直せば良いのです。
なすべきことがわかっていたにも関わらず、それが実現できなかったのであれば、それを実現するよう練習すれば良いのです。
こんな気持ちの整理ができたら、また次のステップに踏み出せるかもしれませんね。

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私はCDAセミナーの際、2次試験が終わった直後、会場で何が起こって、どんなことが話されたか、克明な記録を取っておくことをお勧めしてきました。
その記録と、JCDAからのフィードバックを組み合わせれば、ある程度、二次試験において何が起こったかは類推が可能です。

・どうしても落ち込みが取れない
・気持ちの整理がつかない
・今後2次を受けるかどうか迷う

そんな方には「CDA2次受験カウンセリング」もあります。
http://shachosan.rm-london.com/?eid=850417


(事務局より)
上記「CDA受験カウンセリング」は直近では5/30(土)午前に集中開催いたします。(満席となりました)有料となります。(上記リンクでご確認下さい)
また6月末〜7月頭には、当社のセミナーを受けたことのない方のために、無料体験セミナーを開催予定です。開催につきましては、本ブログでお知らせしますので、日程が決まるまで、少々お待ち下さい。
 
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 23:54
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