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経団連就活時期見直し発言と迷走する安倍首相 就活時期変更への「戦略的就活の考え方」

経団連会長は就活時期の見直し、廃止について発言し、大きな関心を呼んでいます。

それに対し安倍首相は、自民党支持者向け集会での大学生からの質問に対し、現行制度(就活ルール)をしっかり守ってほしいと反対姿勢を表明しました。

ところがその後、首相の補佐官である菅官房長官は「それは現状の学生向けのことで、21卒就活からの見直しには(安倍首相は)反対ではない」と、真っ向から否定しました。

首相と官房長官という政権中枢の迷走ぶりからも、政治家があてにならず混乱していることがわかります。

 

この問題がどうなるか、今の時点では不明ですが、現在B3/M1で就活をしている人にとっては全く関係ないと割り切りましょう。

少なくとも制度が変わるとしても2021年卒からのこと。

変わるかどうかもわかりませんし、今就活している人がそんな先に影響が出ることはありません。

 

もう一ついえば、就活時期は今後も話題になり、変更もなされるでしょう。

しかしそれはあなた一人が不利になることは絶対にありません。

世代全員が等しく条件が変わるものです。恐れる必要など一切ありません。

 

「戦略的就活」は答えを求めるものではなく、答えの出し方、つまり思考を鍛えることで、どんな環境、どんな条件下でも判断ができ、活動できることを目指しています。常に本書で訴える基本に立ち返って考え方がずれていないかを確認すれば、この先どのような制度となっても対応はできます。

 

 

ちなみに・・・・・

安倍首相は2015年に、現行ルールの「採用活動解禁は6月」を突如「8月」にずらすと宣言し、実行されました。

一見学生や大学の意図に沿ったものとその時歓迎する声は一部あったものの、企業だけでなく就職問題の専門家は、こうした思い付きの人気取り政策はかえって現場の学生や企業を混乱させると反対でした。

 

結果、2017卒就活は大混乱に陥り、学業に集中どころか、大学と学生は通年就活に振り回され、企業は選考が長期化してしまい大きな採用コスト増を強いられるなど、大学・学生・企業の関係者すべてから猛反発を受け、通常の政策では考えられない、たった1年で方針をひっくり返して元の「採用活動解禁は6月」に戻した前科があります。

 

若者にも大人気の安倍首相だそうですが、有権者の歓心を惹く政治をポピュリズムと呼び、長期的政策的整合性のないその場しのぎの人気取り政策として歴史的にも批判されてきました。例を言えばだれでも税金など負担はない方がうれしい訳で「減税します」「税金なくします」「補助金増やします」という政治家は、その結果減った税収をどうするか一切責任を取らない、正にポピュリズムといえます。

民主党時代の首相だった野田氏は、消費税増税をうたって選挙で大敗し、民主党は解体されました。この時野田首相は行政の無駄をなくすことと、国会改革を行うことで「痛みを分かち合う」と当時野党だった自民党安倍総裁と合意して解散、総選挙に出たのですが、結果は???

 

残念ながら選挙で大敗し、政権が終わった野田元首相はポピュリズムの反対を行ったものの、政策が伴わず、また実戦の政治という世界ではあまりにお粗末なセンスだったと思います。

結局消費増税だけは確定し、実行すると新たに政権に着いた安倍首相は宣言しつつ、国会改革・議員数減どころか真逆の議員増を決めました。

もっとも議員が増えても目に見える税負担が増える訳ではありませんので、このことを知らなかったり意味を理解しない有権者がほとんどのようですが。

 

 

 

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author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 09:53
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就活セミナー終了。いただいた質問から

就活広報解禁の3/1を過ぎ、この2019就活シーズンのセミナー・講演は一段落しました。

先週までの連日の講演などに来てくれた学生の皆さん、この1ヵ月は相当きついと思いますが、正に正念場ですのでがんばりましょう。

 

「増沢隆太」で検索した方、新卒就活用「理系のための戦略的就活術+」というサイトは別にありますので、ご参照下さい。

http://rikei.rm-london.com/

 

 

いただいた質問をご紹介します。(プライバシーのため、属性や表現も加工しています)

 

Q1:合同説明会にはくり返し行った方が良いでしょうか?(国立大工学部)

 

A:「合同説明会」の中身が重要です。文系のように同じ会社のブースを何度も訪れて忠勤ぶりを示すというのは、戦略就活の視点とは違います。そんな時間があるなら、その分企業研究特に事業・商売・ビジネスモデル(セミナーでしつこく触れましたね)をしっかり理解してESなり面接に対応する方が有効だと思います。もちろん時間が有り余っていて、企業との接触時間を増やせるのであれば何ら問題はありません。

いずれにしても「忠勤ぶり」をアピールしたいという戦略ならやるのも自由ですが、そんな働き方を望むのでしょうか?そうした忠勤ぶりを評価する会社ということは、入社後も同じような価値観を持って、残業やら休出やら上司のプライベートへのお付き合いなどで一生働くことになるように感じます。どうしたいかはご自分が決めて下さい。

 

 

Q2:先生のアドバイス通り、説明会で見知らぬ企業ブースを訪問したら、確かに親切にしてもらいました。すごい入りたいという気持ちがある訳ではないですが、やっぱりお礼状は送るべきでしょうか?(私立理工学部)

 

A:私の講演後、「聞いたこともない企業ブースを訪問した」学生が多々いたと、主催団体さんから伺いました。出展企業さんが大いに喜ばれていたそうで、講師冥利に尽きますね。がんばってくれてありがとう。

さて「挨拶」です。

今後就活本格化の中でも迷うことがあるでしょう。私の意見に過ぎませんが、「迷った時、著しくお金や時間やエネルギーを使うもの以外、できることはやっておけ」と思っています。なぜなら時間は不可逆だからです。あの時やっておけばと思っても後の祭り。後で後悔するくらいなら、軽微な対応で済むことは何でもやっておけばよいのです。

「軽微」であることがキモで、例えば企業の方に手書き「お礼状」となると、準備も書き直しも、郵送料もいろいろかかります。しかしメールアドレスがわかれば、メール一本送るだけですみます。

 

内容も「先日(具体的に)の○○セミナー会場でご説明を伺った○○大学○○学部○○の増沢隆太です。その節はご施設にお話をお聞かせいただき誠にありがとうございました」的なフツーのお礼で良いです。凝った表現も重々しい形容詞もなくて良いので、できれば早めに送っておくと良いでしょう。

 

学生の皆さんからすれば1日や2日たいした時間ではないかも知れません。企業ではビジネスアワーといって24時間が勝負です。24時間以内であれば何ら失礼には当たりません。しかしそれ以上経てば経つほど丁寧度が加速度的に下がります。

 

ゆえに会った時、思い付いた時、すぐメールしておけば、それだけで「マナーも優れた人」という印象になる可能性ありますよ。

ただマナーだけで採用に至る訳ではないので、戦略就活の本質は変わりません。

 

 

本を持ってる方は、合わせて本書こちらのページも参考にして下さい。

p.130 「OBOG訪問とリクルーター」

普通のOBOGとリクルーターの違いや、その探し方(大学が個人情報であるOBOG名簿を提供できないことが増えている)、接し方なども書いています。

 

 

 

 

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author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 11:42
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2018年卒新卒採用、経団連会長が談話

8/9のヤフーニュースに掲載された記事

「2018年卒の就職活動、面接は6月からに決定?」(増沢隆太)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160809-00010002-scafe-bus_all

 

こちらの予想通り、経団連・榊原会長は記者会見で発表しました。

 

9/12の経団連「記者会見における榊原会長発言要旨」の採用選考活動について、

「総合的に考慮した結果、2018年入社対象についても今年の対応を維持し、採用選考に関する指針や手引きの変更は行わないこととした。」となっています。

http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2016/0912.html

 

現在まだ続いている2017卒就活と次年度は同じタイミングになるということです。

 

2018年卒就活のタイミングは;
・広報(会社説明会)解禁:2017年3月
・採用選考(面接や適性検査):2017年6月
・内定:2017年10/1(変わらず)

 

で進むことが決まりましたので、安心して準備を始めましょう。

ちなみに2019年卒についてはまだ変更の可能性を述べていますが、今学部3年/修士1年の学生には関係ありません。

またこの先大学側と経団連のやりとりなどもあるでしょうが、今回発表されたスケジュールよりさらに前倒しは考えられないので、このタイミングを基本に準備を始めると良いでしょう。

 

完全な正式アナウンスを待つのはばかばかしいので無用です。

 

 

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author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 14:22
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本当に必要?就活用マナー講座
ヤフーニュース 3月24日(木)
「本当に必要?就活用マナー講座」(増沢隆太)より

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160324-00010003-scafe-bus_all

3月に入ってからの新卒就活広報解禁で、大々的に企業説明会や合同説明会が動き出しました。なかなか年上の社会人と接する経験が少ない学生たちは、皆緊張してこうした交流の場に臨みます。そんな際に気になるのがマナー。「ノックは何回」「お辞儀の角度は・・・」といった情報が乱れ飛ぶ時期でもあります。マナーを知ることは社会人として必要です。しかしどこまでやる必要があるのか、戦略的な就活を指導する立場で答えます。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160324-00010003-scafe-bus_all
 
author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 22:53
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3/1を迎えたけど出遅れた就活学生へ 「恥」を克服する考え方
3/1をもって、堂々と会社説明会や大学や就活情報会社の合同説明会が始まりました。これまで企業研究や情報収集に努めてきた人はスタートダッシュで一気に走り出します。しかし就活時期を迎えた学生のほとんどは時間が足りず、準備不足のままのスタートとなっています。そんな出遅れた?と思っている学生が、今からばりばり企業回りや説明会を活用するにはどうするか、それには「恥の克服」が大事です。

・小学生時代に集めていた宝物
時代とともに中身は替わりますが、子供の間でお菓子についているカード、ビックリマンからプロ野球カード、Jリーグカード・・・と時代とともに流行するコレクション対象があります。クラスで流行すれば同級生間で競って宝物のように集めた

続く
http://www.insightnow.jp/article/9086


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author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 23:56
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内定辞退の作法
就活時期変更元年の今年、既に内々定を得ている学生は7割、8割を超えたともいわれます。中には既に内々定を得ているにもかかわらず、まだ就活を継続している学生もいます。

しかし複数内定を得たということは、この先入社する会社を1社に絞り、それ以外は断らなければなりません。内定辞退に悩む学生は非常に多く、この時期からキャリアカウンセリングでは毎年たくさんの相談を受けるテーマです。内定辞退の心構えを考えましょう。


ブロゴス「内定辞退の作法」増沢隆太
http://blogos.com/article/130194/

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author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 22:02
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ジュンク堂/丸善でいまだ1位!「理系のためのキャリアデザインー戦略的就活術」
「理系のためのキャリアデザインー戦略的就活術」(丸善出版)は、日本初の「理系専用」就活ガイドブックとして、実践的キャリア教育教材として、たいへん好評をいただいています。
昨年発売されたにも関わらず、本日のジュンク堂/丸善サイト「科学研究」部門の1位になっております。

理工系大学生、大学院生の皆さん、理系学生のキャリア支援に携わる皆さん、
この機会にぜひご一読をお願いいたします。

アマゾンがよく売り切れになりますので、セブンネットでも入手可能です。


author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 22:55
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Z会からのお知らせ「広告・マーケティング業界志望の大学生・大学院生へ」
友人のZ会寺西さんから宣伝してくれと頼まれたので載せます・・・・・・・・
広告・マーケティング業界志望の大学生・大学院生向け、無料講習会。

【企画書添削付!1DAY】マーケティング基礎と企画の立て方
↑マイナビ2016にリンクします。

詳しくは直接リンクまたはZ会ブログを読んでみて下さい。

http://www.zkaiblog.com/histaff/53320

友人割引を差し引いて、マーケティングをお仕事として、ン十年やってきた立場からすればこれは・・・・・・


おススメですね。
これまで何百人もの「広告業」志望学生のキャリア相談を受けてきました。しかしその99%以上は、ほとんど話にならないレベルの、単なる有名企業好き。あれだけ競争が極限まで高い業界だというのに、甘い甘い。

広告のことを全く考えたことも無い、広告センスがない=商売センスがない=志望動機がゆるゆる、、、という悪循環に典型のような志望者ばかり会って来たので、「んじゃ、どうすれば広告に向くようになれるの?」という疑問に答えるとても良いチャンスだと思います。

ちなみに広告を仕事としたいから広告代理店て発想がそもそも貧困杉で、なんでスポンサーサイドを考えないのかが不思議です。もちろん狙って必ずマーコム担当に成れる保証はもちろんないですが、だからこそ中小零細企業に入って、勝手にマーコム担当になった私からすれば、それほどたいした志望意思ではないのではと思います。
(一部ウソが。「だからこそ零細企業に入った」のではなく、「そもそも零細企業しか受けなかった」が正解です)

企画が湧き出る、企画書が書け過ぎて困る。そんな人でないと仕事にならないと思うけどなー。
そこまで行かないが、広告、マーケティングに興味ある方、ぜひ覗いてみましょうね。

 
author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 22:32
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「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」発売!
弊社代表・増沢隆太の新著「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」が丸善出版さんよりこのたび発売されました。

理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術(クリック!)


世の中に「就活本」や情報はあふれかえっています。しかし「理系学生」に向けた書はありませんでした。
例えば専門性。文系が法学部を出ようが経済学部を出ようが、その専攻と結びつく仕事に就く可能性は現実的にはゼロです。しかし電気電子工学専攻の修士学生が、電機メーカーに入るのは本道中の本道。また大学院への進学率の高さなど、文系とはまるで異なる就活事情があります。

かつて「研究室の指導教員の推薦さえあれば行くとこはいくらでもある」と言われたのどかな時代は終わりました。
理系でも自由応募で就職する学生は過半数を超えています。一方金融・コンサルなど、「文系就職」を希望する学生、新分野・学際分野など、従来の「業界」という切り分けが通用しない産業。

サークルやバイト自慢などができる訳もない「理系学生生活」をどうやってアピールにつなげるのか。

筆者が担当する大学院キャリア科目「コミュニケーション戦略論」「キャリアデザイン」等、かずかずの人気講義でお伝えしている「戦略的就活術」を一冊にまとめました。

理系学生の皆さんはもちろん、学部生から博士後期課程学生まで、結果優先・成果優先の「戦略思考」で就活を語っています。
ぜひご一読下さい。

また大学や機関の皆様、ご一報いただければこれまでも全国の大学で実施してまいりました増沢による「理系のためのキャリアデザイン」特別講座など、ご対応可能です。
「メールにて」お気軽にお問い合わせ下さい。

増沢隆太への講演依頼

http://rm-london.com/2012/09/post-17.html


講談社 理系女子応援サイト「リケジョ」にて紹介されました。
http://www.rikejo.jp/news/article/10176.html

JUGEMテーマ:学問・学校
author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 12:00
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東工大 全講義ランキング1位!
東京工業大学特任教授として、大学院キャリア科目「「ロジカルコミュニケーション演習」
(クリックでocwへ)、「キャリアデベロップメント実践演習」(クリックでocwへ)を担当する増沢が、本日の東工大講義ランキングで全学講義の1位になりました。




author:RMロンドンパートナーズ, category:新卒就活, 10:55
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